1,200年前からの小言

投稿者: はる家 投稿日: 2018年3月10日 in 奈良の催事

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おじいちゃんの小言のような話をひとつ。

15日で満行を迎える「お水取り」。正式には「十一面悔過(けか)」といいます。「悔過」とは、私たちが意識、無意識の内に犯している罰当たりな行ない、不道徳、恩知らずな言動を懺悔(ざんげ)することです。

例えば、今日の飽食の世にあって、どれほどの犠牲の上に今日があるかを考えようともせず、怠惰にふけり、欲を貪り(むさぼり)、我が身可愛さに自分中心のものの考え方しかしない。3月11日の東日本大震災の話はしても、3月10日に東京大空襲があったこと。25日に硫黄島が陥落したことは忘れ去っている。こういった恩知らずな言動を、全ての国民になりかわって懺悔しているのが、総国分寺・東大寺が1,200年以上続けている「お水取り」、「十一面悔過(けか)」です。

ただ火を燃やしている行事とだけ見るならば、もっと見応えのある催し事は今どき沢山あるでしょう。ただ、今少しばかりの敬意と関心をもって見つめるならば、その火は、他のどんな炎よりも強く、長く、心の中で燃え続けることでしょう。旅行中のお客様に空襲や硫黄島の話題を持ち出すわけにはいきませんが、「お水取り」を紹介する私たちは、せめて心に留めておきたいと念じております。

以上、おじいちゃんの小言でした。

■お水取りの紹介
天平勝宝4年(752)に始まり、平成30年には1,267回目を数えます。詳しくはこちら▽

お水取り

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