[5月27日]奈良 奈良縣護國神社 海軍記念日祭

[5月27日]
奈良縣護國神社
海軍記念日祭
5月27日、奈良縣護國神社の海軍記念日祭にお參りさせて頂き、合はせて金鵄勲章ゆかりの神武天皇聖蹟顕彰碑(鵄邑顕彰碑)を巡拝しました。
戦前は日本全國で行はれてゐた海軍記念日祭も、今は祭典を斎行されてゐる神社も数へる程になつてしまつてゐますが、奈良縣護國神社では、在郷軍人會に起源を持つ一般社團法人至誠會が主催して、山本のぶあき県議會議員、植村よしふみ県議會議員に加へ、自衛隊退職者で主に構成される隊友會と、現職の自衛官も制服で參列してくださいました。



よもの海 みなはらからと思ふ世に
など波風のたちさわぐらむ 明治天皇御製
西洋列強の植民地侵略から祖國を守るため近代化した日本が、軍隊の思想を象徴する題材を神武建國の精神まで遡つて求めたのは慧眼で、それが金鵄勲章でした。神武建國に至る最後の戦ひ、かつて一度は敗れ皇兄・五瀬命まで死なせた宿敵・長髄彦との決戦に、光り輝く金鵄が舞ひ降りて、神倭伊波礼毘古命(後の神武天皇)の弓にとまります。その眩しさに敵は戦闘不能になり降參します。日本にとつて「武」とは「戈を止めさせる」ことに本義があり、今日でも相撲や剣道がオリンピック種目入りを頑なに拒むのは精神性を失ひたくないからで、勝つてもガッツポーズをしてはならず、勝つても負けても禮で終わります。



日本に19ある神武天皇聖蹟顕彰碑の内、都道府県で最多の7基が奈良縣にあります



雰囲気のある山徑を抜けていくと



わずか5分ほどの平坦な道で神武天皇聖蹟鵄邑顕彰碑に至ります
見事な竹林に、天忍穂耳神社といふ古社も鎭座してをられます
後に陸軍記念日(3/10)となる「奉天會戦」に先立ち、旅順攻略戦において敗れた側のステッセル将軍に帯刀を許した「水師營の會見」は餘りに有名ですが、後に海軍記念日(5/27)となる「日本海海戦」で敗れた側のロジェストヴェンスキー司令長官にも、東郷元帥は入院のお見舞ひに訪れてゐます。またロシア人捕虜は道後温泉で湯治してもゐます。金鵄勲章の創設は明治23年ですが、功一級の金鵄勲章の授与は日露戦争からで、乃木大将、東郷元帥ほか17名が初めて受章されてゐます。
かうした歷史にもかかわらず、大東亜戦争後にソ連は停戦後の占守島に攻め入り、池田末男大佐率いる戦車第11連隊はじめ現地の奮戦により退けられると、再度の武装解除後に、日本人捕虜をシベリアへ拉致してゐます(一般に「抑留」といふ言葉が使はれますが、武装解除した捕虜や一般人を連れ去つて強制労働させることは「拉致」が正しい用語ではないでせうか)。ロシアによる北方領土の不法占拠は現在進行形で繼續中であり、調べれば調べるほど有りもしない”南京大虐殺”や”慰安婦強制連行”より、最低でも70萬人を超える犠牲者を出したソ連の蛮行を踏まへて、今日のロシアのウクライナ侵攻も見るべきであらうと思ひます。
舞鶴引揚記念館
https://m-hikiage-museum.jp






敗戦後の占領政策の悪影響が長く續き、今日においても軍隊といふ言葉を聞いただけで、「戦前の日本は軍國主義の悪い國だつた」と紋切り型のアレルギー反應を起こす人がありますが、江戸時代の支配者層であつた武士は、皆いわば軍人ですから、江戸時代が軍國主義であつたと言ふ人がゐないのはをかしなことです。軍國主義、帝國主義、侵略主義の権化のやうに喧傳するのは敵國側の理屈で、それはそれで仕方のないことでもありませうが、日本には日本の「武」の精神をもつて、西洋の植民地侵略を退け、人種差別のない世界を創出したことを、日本人はもつと誇りに思つてよいと思ひます。祭典を斎行してくださる奈良縣護國神社の宮田康弘宮司はじめ職員方にも改めまして感謝申し上げます。
奈良縣護國神社
https://www.naragokoku.com
■ 主要參考資料・引用文献書目
中柴末純『神武讀本』昭和18年 宮越太陽堂書房
佐藤堅司『神武の精神』昭和19年 弘學社
文部省 編『神武天皇聖蹟調査報告』昭和17年 文部省






開催概要
開催日時 | 毎年5月27日 午前11時30分 |
所要時間 | 30分前後 |
料金 | 無料 |
服装 | 和装 洋装(男性は背廣ネクタイ着用、女性はそれに準ずる格好) 祭典が行はれますので、神様に失禮のない服装にてお願ひ致します |
いざ、日本の傳統へ – Touch NIPPON –
ギネスブック公認の世界最古の國・日本。その建國の地・奈良と、千年の都・京都にある宿泊施設[はる家]では、築百有餘年の町家に受け繼がれた日本の傳統文化をお届けしたいと願つてをります。では、日本の傳統文化が受け繼がれた姿とは、具體的にどのやうな姿ですかと問はれれば、それは各家庭に神棚が祀られるやうになつた姿であらうと[はる家]は考へてゐます。史蹟探訪の他、神社清掃奉仕など、年間を通じて様々な祭典に奉賛する機會を通じて、日本の傳統文化に親しんで頂けましたら幸ひです。
奈良の春日大社の參道で創業した[はる家]は、三社託宣(特設サイト)ゆかりの春日大社と石清水八幡宮。大和國一之宮の大神神社、山城國一之宮の上賀茂神社と下鴨神社。石上神宮や奈良縣護國神社などで崇敬會等に奉賛してゐます。地域の氏神神社で傳統行事に參列するなど貴重な學びの機會を頂いてゐますが、[はる家]が公式サイト等で発表する内容は[はる家]が独自に責任を負ふものであり、神社関係團體とは一切関係ありません。




はる家 東山
築百有餘年の京町家、職住一體の「表屋造り」を傳へる[はる家 東山]。京都驛から地下鐡十五分、年間千二百萬人以上が訪れる京都東山に位置し、清水寺、祇園、南禅寺ほかへ徒歩圏内。朝晩は白川の小川沿ひを歩く清々しい散策をお楽しみ頂けます。
所在地:〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
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はる家 梅小路
築百有餘年の京町家四棟が隣り合ふ[はる家 梅小路]。京都驛から程近く清水寺、祇園、金閣寺ほかにバス一本。町家ならではの「通り庭」があり、坪庭、出格子、圓窓、縁側など傳統的な京都の佇まひを傳へます。
所在地:〒600-8834 京都市下京区和気町1番地12
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はる家 ならまち
築百二十年を超える奈良の庄屋屋敷。日本庭園、家族風呂、縁側つき客室など傳統的な日本家屋の佇まひを傳へます。歴史的な町並み「ならまち」に位置し、奈良公園、大佛殿ほか五つの世界遺産に徒歩圏。奈良驛からバス八分(徒歩十五分)。
所在地:〒630-8342 奈良市南袋町31番地4
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