[3月10日]奈良縣護國神社 陸軍記念日祭

[3月10日]
奈良縣護國神社 陸軍記念日祭
奈良縣護國神社で陸軍記念日祭に參列させて頂きました。
明治維新から僅か38年。植民地侵略から日本を守るために急速に近代化を進め、世界史上最大の陸戦だつた「奉天會戦」で日本を守り切つた陸軍記念日(3月10日)は、バルチック艦隊を破つた「日本海海戦」に因む海軍記念日(5月27日)と並び、敗戦までは國民総出で戦没将兵を悼み顕彰する、日本國政府公式の記念日でした。

有色人種でも白人を破れることを内外に示し、第一次世界大戦後のパリ講和會議では、國際連盟規約に人種差別撤廃条項を入れるやう世界で初めて提案。大東亜戦争を戦ひ切つて、終に敗れはしましたが、300年以上もの植民地支配から東南アジア諸國は全て解放され独立を果たしました。奉天會戦と日本海海戦で敗れていれば、今も東南アジア諸國は「仏領インドシナ」等と呼ばれた植民地のままに違ひありませんし、日本も植民地の一つとして「×領ジャパン」になつてゐることでせう。東南アジア諸國では、日本ゆかりの地名や通貨のデザインを今も採用して、感謝の意を表して下さつてゐます。












戦前は日本全國で行なはれてゐた陸軍記念日祭も、今は祭典をされる神社も少なくなつてゐますが、奈良縣護國神社では、在郷軍人會に起源を持つ一般社團法人奈良縣至誠會が主催して、奈良陸軍墓地での清掃奉仕と慰霊顕彰祭の後、奈良縣護國神社に場所を移して陸軍記念日祭が執り行はれてゐます。主に自衛隊退職者で構成される隊友會と、現職の自衛隊奈良地方協力本部の職員方も毎年缺かさず參列してくださつてゐます。
よく知られてゐるやうに、『古事記』『萬葉集』の昔から「祀る(祭る)」は「まつろう」で、「奉る」と同じく、「いつも側に控へてゐる」ことに語義があります。長い歷史の時間軸で見れば、今現在、政府公式の記念日かどうかよりも、祀ることを止めてしまつた時が、本當に記念日でなくなる時と言へるのかもしれません。今後も能う限り參列させて頂きたいと思ひます。
參考文獻:鳳秀太郎『大戦余響 : 日露戦役話集』博文館 大正6年 163頁(敗戦後、占領軍により焚書された一冊)








開催詳細
開催日時 | 毎年3月10日 午前10時30分:奈良陸軍墓地清掃奉仕と慰霊顕彰祭 午前11時30分:奈良縣護國神社 陸軍記念日祭 |
開催場所 | 奈良陸軍墓地 奈良縣護國神社 |
料金 | 玉串料 志納(2,000圓〜3,000圓程度) ※小學生以下無料 ※撤下品あり |
服装 | 和装 洋装(男性は背廣ネクタイ着用、女性はそれに準ずる格好) 御本殿にて正式參拝を行ひますので、神様に失禮のない服装にてお願ひ致します |
[毎月1日]
護國神社に參拝しませんか?
奈良縣護國神社の月次祭は、毎月1日と15日に斎行されてゐますが、[はる家]では毎月1日に月例參列させて頂いてをります(1月を除く)。ご要望に應じて[はる家 ならまち]から専用車で送迎いたします(無料)。詳しくは特集記事をご覧ください。
いざ、日本の傳統へ – Touch NIPPON –
ギネスブック公認の世界最古の國・日本。その建國の地・奈良と、千年の都・京都にある宿泊施設[はる家]では、築百有餘年の町家に受け繼がれた日本の傳統文化をお届けしたいと願つてをります。では、日本の傳統文化が受け繼がれた姿とは、具體的にどのやうな姿ですかと問はれれば、それは各家庭に神棚が祀られるやうになつた姿であらうと[はる家]は考へてゐます。史蹟探訪の他、神社清掃奉仕など、年間を通じて様々な祭典に奉賛する機會を通じて、日本の傳統文化に親しんで頂けましたら幸ひです。
奈良の春日大社の參道で創業した[はる家]は、三社託宣(特設サイト)ゆかりの春日大社と石清水八幡宮。大和國一之宮の大神神社、山城國一之宮の上賀茂神社と下鴨神社。石上神宮や奈良縣護國神社などで崇敬會等に奉賛してゐます。地域の氏神神社で傳統行事に參列するなど貴重な學びの機會を頂いてゐますが、[はる家]が公式サイト等で発表する内容は[はる家]が独自に責任を負ふものであり、神社関係團體とは一切関係ありません。



はる家 一覧
ギネスブック公認の世界最古の國、日本。
その建國の地・奈良と、千年の都・京都に佇む、趣きの異なる築百有餘年の町家。

はる家 東山
築百有餘年の京町家、職住一體の「表屋造り」を傳へる[はる家 東山]。京都驛から地下鐡十五分、年間千二百萬人以上が訪れる京都東山に位置し、清水寺、祇園、南禅寺ほかへ徒歩圏内。朝晩は白川の小川沿ひを歩く清々しい散策をお楽しみ頂けます。
所在地:〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
[はる家 東山]のサイトを見る

はる家 梅小路
築百有餘年の京町家四棟が隣り合ふ[はる家 梅小路]。京都驛から程近く清水寺、祇園、金閣寺ほかにバス一本。町家ならではの「通り庭」があり、坪庭、出格子、圓窓、縁側など傳統的な京都の佇まひを傳へます。
所在地:〒600-8834 京都市下京区和気町1番地12
[はる家 梅小路]のサイトを見る

はる家 ならまち
築百二十年を超える奈良の庄屋屋敷。日本庭園、家族風呂、縁側つき客室など傳統的な日本家屋の佇まひを傳へます。歴史的な町並み「ならまち」に位置し、奈良公園、大佛殿ほか五つの世界遺産に徒歩圏。奈良驛からバス八分(徒歩十五分)。
所在地:〒630-8342 奈良市南袋町31番地4
[はる家 ならまち]のサイトを見る