[毎月1日と15日]奈良 奈良縣護國神社 月次祭
奈良縣護國神社 月次祭
開催の詳細
開催場所 |
奈良縣護國神社 山の邊の道「奈良道」を守る會 公式サイト |
開催日時 |
毎月1日と15日 午前10:00 ※祭典日程により變更になる場合があります |
料金 |
玉串料 志納(2,000圓〜3,000圓程度) ※撤下品あり |
服装 |
和装 洋装(男性は背廣ネクタイ着用、女性はそれに準ずる格好) 本殿前にて祭典に參列させて頂きますので、神様に失禮のない服装をお願ひ致します |
當日の流れ
![]() はる家 ならまち(公式サイト)-徒歩15分- |
![]() 社務所受付 |
![]() 近鐡奈良驛 4番のりば(案内圖)・「62」系統「山村町」乗車 -バス10分(大人240圓)- |
![]() 拝殿參集 |
![]() 「護國神社」バス停降車 -徒歩6分(Googleマップで見る)- 9:20 奈良縣護國神社 (公式サイト) |
![]() 月次祭參列 10:30 撤下品授与 |
催し事
![]() 參拝作法鳥居のくぐり方から、手水の作法、拝禮の作法など、神社參拝の基本的な作法を伺ふことができます。 |
![]() 玉串拝禮正式參拝の作法を、個別に伺ふことができます。參拝者の比較的少ない月次祭ならではの特別な時間です。 |

奈良縣護國神社の月次祭に參列して
結婚して夫々の家庭ができると、兄弟でも滅多に顔を合はせなくなる。それが元で、いざといふ時、相續で揉めたり、子供の教育方針が違ひすぎて、親戚でも他人同様の間柄になつてしまつてゐる例は、古今、枚挙にいとまがない。子孫が幾ら繁榮しても、関係が稀薄になつては元も子もないが、私も数年前に祖父母が亡くなり、もう祖父母との時間は持ちたくても持てない。もう少し兄弟と會ひたい。父母との時間を持ちたいといふ思ひが、日毎に募るやうになつた。
奈良縣護國神社の宮田宮司が、祝詞の最後に決まつて奏上される「幸御魂(さきみたま)、奇御魂(くしみたま)」とは、このことで、「さき」とは、咲き薫る、つまり廣がつていく。子孫が増えていく。「くし」とは、串の棒で、貫ぬく、つまり廣がつたものをまとめて一貫する作用をいふ。廣がりながらも結束を保ち、世代を重ねる毎にますます榮えていく様を、幸御魂と奇御魂の両方の作用で表現してゐる。(筧克彦著『風俗習慣と神ながらの實修』129頁)
今すぐ良いことがあるわけではないので軽視されがちだが、毎月「月詣り」をするものと決めておけば、可能な時は「月次祭」にも參列すると決めておけば、大きくなつてからも會ふ口實ができる。詣でるものだと思つて育つから、月末が近づけば自然と連絡を取り合ふ。朔日が平日の場合、後の日曜日に「月詣り」するなど、事情に應じて繼續しやすいやうに決めておくのもよい。行ける時と行けない時があつても、まず行くものだと決めておけば、適度な距離を保ちながらも仲良くゐられる。家族だけでなく友達付き合ひなどにも應用範囲は廣い。
父母が、さういふものだと教えておいてくれたから、子供達がずつと仲良しでゐられ、代々を経れば経るほどに力強く育つていける。せいぜい数十年生きた程度の人間の値打ちなど高が知れてゐる中で、親が子に與えてやれる最高の贈り物のひとつが「月詣り」の習慣であり「月次祭」參列の機會ではなからうか。まず家族が、次いで地域社會が、その集まりとして國家が豊かになつていく。ギネスブック公認の世界最古の國・日本の、神ながらの道は、ちやんとさういふ風に出来上がつてゐる。幾度となく襲ひ掛かる國難にも、身を挺して守り傳へてくださつた先達に、深甚なる感謝と敬意を表し、謹んで次の世代に受け繼いでいきたいと思ふ。
參考資料:國立國會圖書館デジタルコレクション『風俗習慣と神ながらの實修』
經營企畫室 小林 祐樹
奈良縣生まれ。氏神神社は上御霊神社。

奈良縣護國神社護持會
奈良縣護國神社護持會では、春秋の大祭・椿まつり等の主要な祭典への案内の他、年間を通じて様々な特典を受けることができます。新たに協力會員が設けられ、より廣範に支援の輪が廣がつてゐます。(申込先:社務所 0742-61-2468)
奈良の春日大社の參道で創業した[はる家]は、三社託宣(特設サイト)ゆかりの春日大社と石清水八幡宮。大和國一之宮の大神神社、山城國一之宮の上賀茂神社と下鴨神社。石上神宮や奈良縣護國神社などで崇敬會等に奉賛してゐます。地域の氏神神社で傳統行事に參列するなど貴重な學びの機會を頂いてゐますが、[はる家]が公式サイト等で発表する内容は[はる家]が独自に責任を負ふものであり、神社関係團體とは一切関係ありません。
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