[4月15日]奈良 奈良縣護國神社 春季例大祭

[4月15日]
奈良縣護國神社
春季例大祭
4月15日、本年(令和4年)創建80周年を迎へる奈良縣護國神社の春季例大祭に參じました。
日本建國の地・奈良には、大神神社や大和神社など「日本最古」に位置付けられる神社と、橿原神宮と奈良縣護國神社に代表される「日本最新」に位置付けられる神社が共に鎮座していらつしゃいます。最古から最新までを結ぶと、その線上に、私たちの祖先が連綿と受け繼いできた、絶え間ない一本の道が見て取れます。それを「神ながらの道」と呼ぶのではないかと私は思つてゐますが、さらにその延長線上に、私たちの進むべき道も見えてくるやうに思へてゐます。


護國神社や靖國神社といふと、とかく大東亜戦争ばかりが取り沙汰されがちですが、御祭神は明治維新の志士から始まつてゐます。総理大臣の參拝の有無が過剰に話題に上がる8月15日も、遺族や戦友會等が主催される追悼式はありますが、神社の主催する祭典は行はれてゐません。天皇陛下の御親拝がないことも曲解されがちですが、春秋の例大祭には勅使の御差遣があり、年に2回、勅使が參向される神社は靖國神社だけです。勅使は代理人ではなく、天皇陛下と同じ作法でお迎へされ、同じお役目を担はれることも、ご周知の通りです。
敗戦後、占領軍に「祭政一致」の傳統を斷たれ、「政教分離」を謳ふやうになつたために、例大祭で知事と県議會議長は同時開催の「追悼式」に「出席」してゐる體になつてゐます。黒ネクタイに喪服といふ、例大祭に相應しくないお葬式の格好が罷り通るのもそのためで、宮司の「祝詞」や総代の「祭文」は御祭神に奏上されますが、知事と県議会議長は「追悼文」を、大東亜戦争の戦没者と遺族のみに申し述べてゐるといふ、本来の御祭神を蔑ろにしてゐるとも取れる一幕が常態化してしまつてゐます。




「護國神社や靖國神社は戦意昂揚の為に作られたものだ」と主張する人が一部にありますが、護國神社や靖國神社の最重要儀が春秋の例大祭にあることは、最古級の神社と變はらない2千年来の傳統を有する証左でもあります。本来の祭祀に復していくために、8月15日ではなく、むしろ例大祭を、私たちはより積極的に口にすべきなのかもしれません。また大東亜戦争のみを語らないことは輕視してゐるのではないとご理解頂くために、戦史等に関する一層の學びも必要になるでせう。
創建80年を迎へる本年、當然ながら占領軍はとうの昔に居なくなつてをり、GHQ関係者も殆どが他界してゐます。誰に氣兼ねしてゐるのか。日本國憲法に問題があるのか。神道指令により神社が宗教法人にされてゐるからなのか。大神神社の御祭神について學んだり、大和神社の創建の経緯について理解を深めることと同様、どのやうな手順で、どのやうな道具を使つて、どのやうな手振りや口調で、私どもは子供達に傳へていけばよいのか。今後も學びを深めていきたいと思ひます。
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開催詳細
開催日時 | 毎年4月15日 午前10時00分 |
開催場所 | 奈良縣護國神社 |
料金 | 玉串料 志納(2,000圓〜3,000圓程度) ※撤下品あり |
服装 | 和装 洋装(男性は背廣ネクタイ着用、女性はそれに準ずる格好) 本殿前にて祭典に參列させて頂きますので、神様に失禮のない服装をお願ひ致します |
[毎月1日]
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いざ、日本の傳統へ – Touch NIPPON –
ギネスブック公認の世界最古の國・日本。その建國の地・奈良と、千年の都・京都にある宿泊施設[はる家]では、築百有餘年の町家に受け繼がれた日本の傳統文化をお届けしたいと願つてをります。では、日本の傳統文化が受け繼がれた姿とは、具體的にどのやうな姿ですかと問はれれば、それは各家庭に神棚が祀られるやうになつた姿であらうと[はる家]は考へてゐます。史蹟探訪の他、神社清掃奉仕など、年間を通じて様々な祭典に奉賛する機會を通じて、日本の傳統文化に親しんで頂けましたら幸ひです。
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