[特集]日本人なら知っておきたい 大晦日 の過ごし方

投稿者: はる家 投稿日: 2019-12-29 in はる家, 旅する古事記

大晦日

お正月を前にして、大掃除をされる方は多いと思います。

建物や身の回りをきれいにするように、心身をきれいにすることを「はらい(祓い)」と言います。「は」は「母」や「葉」のように「生まれる」。「ら」は、僕ら、というように「沢山ある」こと。「い」は「いのち」。つまり「はらい」は「いのちがたくさん生まれる」ことを意味しています。返事が「はい」であるのも「いのちが生まれる」という言霊からきています。特に12月の大晦日と、6月の夏越し(なごし)にする祓いを「大祓い(おおはらい)」といい、心身の大掃除として、多くの方が神社に参詣されます。

大晦日

大晦日

お祓いというと、何やらあやしい新興宗教かと勘違いされる方がありますが、神道は宗教ではありません。今の言葉で言えば「ライフスタイル」が一番近いのではないかと思います。江戸時代に日本の「神」を「ゴッド」と混同するようになって、少々わかりづらくなっていますが、罪・穢れ(けがれ)を祓う「罪」についても、犯罪というような意味の罪ではなく、キリスト教の原罪という意味でもありません。日本古来の考え方では、もともと玉のように美しい私たちの本来の姿を包み隠してしまうことを「つみ(包む身)」といっています。穢れも、汚れているのではなくて、元気がなくなることを「気が枯れる(けがれ)」といっています。

大掃除をした後に大祓いをして、身の回りも自分自身も清らかにします。「清める」は「気がよみがえる」に本来の意味があります。そうして迎える元日には、「おめでとう」「おめでとう」と縁起のよい言葉を言い合い、おせち料理という健康的で縁起のよい食べ物を口にし、初詣に神社に出かけて感謝して、よいことをして過ごします。そうすることで、気持ちが前向きになり、やる気が起こり、一年を成功に導けると考えられています。

それも、個人的なことではなくて、みんなで一年をよいものにしていこうというところに、大祓いと初詣の素晴らしい意義があります。「私はダメだな〜」と元気がでていない人がいても、「大丈夫、あなたは本来やれる人だから、頑張ろう」と勇気づけ、力を合わせて日本をよい国にしていこうという公(おおやけ)の行事が、大晦日の大祓いであり、それに続くお正月の初詣なのです。「大(おお)」は「公(おおやけ)」の「おお」と言われています。

大晦日

お正月に初詣に行く方は、大晦日に大祓いにお詣りすることで効果が倍増します。ご自宅近くの氏神様でも必ず斎行されています。もし氏神様がわからないという方は、神社本庁(神社本庁 公式サイトはこちら)に電話すると教えてくださいます。どうしても行けないという方には、形代(かたしろ)といって、人の形をした紙を、自分の代わりに参加させることができます。愛車まで含めて形代はあります。あまねく日本国中を元気にしようという日が大晦日であり元日です。

写真は、北野天満宮の「夏越しの大祓い」の様子です。

ある日よいことをするだけで一年中よくなるほど、お気楽なことはありませんので、半年に一回、大祓いをします。例えば勉強でも、半年に一回すれば身につくわけではありませんので、月に一回、学力テストを受けるように、月に一回、元日と同じ毎月1日に月次祭(つきなみさい)という行事が日本全国の神社で行なわれています。大祓いと同じ「大祓詞(おおはらえことば)」という祝詞(のりと)が奉納されています。さらに、月に一度だけ健康的な生活をすれば、一生が健康でいられるわけではありませんので、神社では毎日、同じく大祓詞が奏上されています。一般には、さすがに毎日、神社にお詣りは難しいので、自宅に神棚があり、初詣と同じように拝礼します。

大祓え

大祓え

「一年の計は元旦にあり」と昔から言われますが、こうして一年中をお正月と同じ気持ちで過ごすことで、必ずその年がよい年になると信じられています。なるほど、よい言葉を口にし、健康的な食事を頂き、感謝して感謝される生き方をしていれば、よい一年になるに決まっています。毎月1日の月次祭も、毎日の神棚での拝礼も、わかりやすく言えば、お正月を再現しています。伝統文化を大切にして生きている日本人にとっては、毎日がお正月なのです。

最近まで神棚がなかった家にも神棚が増えてきていると聞きます。例えばマンションに住まれている方で、広い場所が取れないという場合も、ちょっとした一角で充分にでき、それも仏壇のように何十万円というのではなく、わずか千数百円から始められることもあり、神棚を中心とした伝統的なライフスタイルが見直されています。神棚は近くの氏神様で手配してくださいます。大晦日と初詣の機会に神棚を見直されるのもおすすめです。日本人が長い年月をかけて少しずつ育んできた伝統文化が、大晦日と初詣には詰まっています。

大晦日

大晦日

はる家 東山

築百有余年の京町家、職住一体の「表屋造り」を伝える[はる家 東山]。京都駅から地下鉄十五分、年間千二百万人以上が訪れる京都東山に位置し、清水寺、祇園、南禅寺ほかへ徒歩圏内。朝晩は白川の小川沿いを歩く清々しい散策をお楽しみ頂けます。
所在地:〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
https://yado-haruya.com/higashiyama

はる家 梅小路

築百有余年の京町家四棟が隣り合う[はる家 梅小路]。京都駅から程近く清水寺、祇園、金閣寺ほかにバス一本。町家ならではの「通り庭」があり、坪庭、出格子、円窓、縁側など伝統的な京都の佇まいを伝えます。
所在地:〒600-8834 京都市下京区和気町1番地12
https://yado-haruya.com/umekoji

はる家 ならまち

築百二十年を超える奈良の庄屋屋敷。日本庭園、家族風呂、縁側つき客室など伝統的な日本家屋の佇まいを伝えます。歴史的な町並み「ならまち」に位置し、奈良公園、大仏殿ほか五つの世界遺産に徒歩圏。奈良駅からバス八分(徒歩十五分)。
所在地:〒630-8342 奈良市南袋町31番地4
https://yado-haruya.com/naramachi

 

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