[特集]『鬼滅の刃』で有名になった「一刀石」

『鬼滅の刃』で有名になった「一刀石」が、剣聖の里・柳生の天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)にあります。延喜式に登場する古社で、本殿を持たず、鎮座する巨岩を直接拝する、磐座(いわくら)信仰を今に伝えています。

一刀石には、柳生新陰流の開祖・柳生宗厳(石舟斎)が、天狗を相手に修行をしていて、一刀のもとに切り伏せたと思ったら岩が割れていたという伝説があります。

巨岩・巨石が累々としている景勝地で、マンガ『バガボンド』で有名になった沢庵和尚によって「柳生十景」の一に数えられ、「万年渓」と名付けられています。こういった場所を「磐座(いわくら)」といいます。

磐座(いわくら)のはなし

全知全能とされる西洋のゴッドと異なり、日本の神様は、普段は人間世界のことは見えていません。

全知全能のゴッドにせよ、仏教の閻魔にせよ、人間世界での善行悪行はいつも見られていて、死後に極楽に行くか地獄に行くかが決まります。神道には、そういう話は一切ありません。そもそも、高天原から地上がよく見えていません。『古事記』の「国譲り」の神話で、よく見えないから鳥を使いに出して調べるという一節があります。神様にもよくわからないことは沢山あって、事あるごとに、どうしたらいいか、八百万の神々が集まって相談されています。

そういう神様が、お祭りの時に、依り代(よりしろ)に降臨されます。人間は神様を喜ばせるためにお食事や種々のおもてなしをします。普段から其の場所にいらっしゃるわけではありません。違う言い方をすれば、そもそも山や雷などの自然を神様として祀っていますから、歴然として其処にいらっしゃるわけで、本殿を作ったり、神像を作ったりするようになるのは仏教伝来の後のことでした。

今でも、日本最古の神社と伝わる奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)には本殿がなく、山そのものを御神体として拝んでいます。春日大社にも、四つある本殿の一殿と二殿の間には磐座があり、元々は磐座に集ってお祭りが行なわれていた往時の姿を伝えています。

春日大社の境内には、他にも南門の前に磐座がありますのと、水谷神社の社殿の床下にも磐座がありますし、若草山の麓の石荒神社(いしこうじんじゃ)には今も社殿や鳥居などは設けられておらず、二つに割れた大きな岩そのものを御神体として祀っています。春日大社の全ての社殿を建て替える「式年造替」の折には、この石荒神社でお祓いをするのが現在でも習いとなっています。

今日でも、私たちが神社に参拝した際に行なう「柏手(かしわで)」は、自分がお参りに伺っていることを神様にお伝えし、ご降臨を願う意味があります。つまり磐座の前で行なわれていたお祭りと同じことが行なわれています。磐座が社殿になり、その社殿を家庭に持ち込んだものが神棚です。ギネスブック公認の世界最古の国・日本では、神話の時代にまで遡る伝統を、神棚を通して、私たちは生活の中に取り入れ、受け継いでいくことができます。

お行儀の悪い人が「心の中ではちゃんとしているからよいのだ」といった主張をされることがありますが、本当は違っていて、神様でも柏手をしないと気がついてもらえませんし、祝詞(のりと)を読み上げないと何を考えているかわかってもらえません。態度に表さないと伝わりません。茶道で作法にうるさいのも、元を辿れば神話の時代にまで遡る、磐座の前で行なわれていたお祭りに起源があります。磐座は、日本人の原点を思い出させてくれる、今も「依り代」なのかもしれません。



山中に突如として現れる磐座。なぜこんな巨石が山奥にあるのか。文明の利器の発達した現代でも、誰しも不思議に思わずにはおれませんが、昔の人はなおさらで、天石立神社の磐座には、天岩屋戸を閉めていた岩が飛んで来たのだという伝説があります。




当日のモデルコース

柳生までの途中で、円成寺の運慶の傑作・国宝「大日如来」に手を合わし、柳生では奈良唯一の武家屋敷「旧柳生藩家老屋敷」などの名所を訪ねた後、午後から巨石の山岳信仰で知られる「笠置寺」にお参りする、巨石・巨岩を満喫する1日をお過ごし頂けます。

[はる家 ならまち]から「一刀石」までは、笠置寺まで移動することを考えますと、車やサイクリング(1時間48分/ルート)がおすすめですが、バスでも42分でお出かけ頂けます。

[はる家 ならまち]から「一刀石」まで

バスの場合

9:00[はる家 ならまち]- 9:19 近鉄奈良駅「4番」乗り場(時刻表)「94系統/100系統/102系統」乗車 – バス42分 – 10:01「柳生」下車/運賃950円 – 徒歩15分 – 一刀石 – 旧柳生藩家老屋敷

車の場合

 
 

京都と奈良の伝統行事

 

毎月

リンクから各公式サイトをご覧いただけます。

 
 
■毎日※但し祭典執行日は行なわれません。
[奈良]春日大社 9:00 朝拝朝拝スケジュール

春日大社では毎日欠かさず、朝のお参りが行なわれています。これを朝拝(ちょうはい)と呼び、神職の指導を受けながら予約不要でどなたでも安心してご参加いただけます。「春日(かすが)」とは、「すがすがしい」の「すが」に、接頭語「か」が付いた言葉といわれます。奈良でとびきりの清浄を味わいに、ぜひ早朝にお参りを。

■毎月 初午の日 [京都]伏見稲荷大社 10:00 月次初午祭
■毎月 初卯の日 [奈良]大神神社 10:00 卯の日祭
■毎月 初辰の日 [京都]貴船神社 10:00 初辰祭
■毎月 第一日曜日[京都]地主神社 14:00 えんむすび地主祭り
 
1日 [京都]平安神宮 9:30 月首祭
1日 [京都]石清水八幡宮 10:00 月始祭
1日 [京都]上賀茂神社 9:30 月次祭
1日 [京都]下鴨神社 10:00 月次祭
1日 [京都]伏見稲荷大社 月次祭
1日 [京都]松尾大社 10:00 月次祭
1日 [京都]平野神社 10:00 月次祭
1日 [京都]北野天満宮 10:00 月次祭
1日 [京都]貴船神社 10:00 月次祭
1日 [京都]八坂神社 10:00 月次祭
1日 [京都]梅宮大社 9:00 月次祭
1日 [京都]吉田神社 9:00 月次祭
1日 [京都]由岐神社 9:00 月次祭
1日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
1日 [京都]粟田神社 6:00 月次祭
1日 [京都]安井金比羅宮 11:00 月次祭
1日 [奈良]石上神宮 10:00 月次祭
1日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
1日 [奈良]大神神社 10:00 月次祭
1日 [奈良]龍田大社 8:00 月次祭
1日 [奈良]廣瀬大社 7:00 月次祭
1日 [奈良]大和神社 月次祭
1日 [奈良]丹生川上神社 上社 朔旦祭
1日 [奈良]丹生川上神社 中社 月次祭
1日 [奈良]丹生川上神社 下社 月次祭
1日 [奈良]談山神社 10:00 月次祭
1日 [奈良]ならまち御霊神社 7:00 月次祭
11日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
15日 [京都]平安神宮 9:30 月次祭
15日 [京都]石清水八幡宮 10:00 月次祭
15日 [京都]松尾大社 10:00 月次祭
15日 [京都]貴船神社 10:00 末社祭
15日 [京都]八坂神社 10:00 月次祭
15日 [京都]梅宮大社 9:00 月次祭
15日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
15日 [京都]粟田神社 6:00 月次祭
15日 [奈良]石上神宮 10:00 月次祭
15日 [奈良]大神神社 10:00 講社崇敬会月次祭
15日 [奈良]大和神社 月次祭
15日 [奈良]丹生川上神社 上社 月次祭
15日 [奈良]ならまち御霊神社 7:00 月次祭
16日 [奈良]丹生川上神社 中社 月次祭
17日 [奈良]談山神社 10:00 月次祭
17日 [奈良]率川神社 10:00 月次祭
18日 [京都]吉田神社 9:30 月次祭
19日 [京都]平安神宮 9:30 月次祭
19日 [京都]石清水八幡宮 10:00 厄除開運交通安全祈願祭
21日 [京都]白峯神宮 月次祭 於:崇徳天皇御廟所
21日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
21日 [奈良]春日大社 10:00 旬祭
22日 [京都]由岐神社 9:00 月次祭
23日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
25日 [京都]北野天満宮 10:00 月次祭 天神市(骨董市)
 
はる家 東山

はる家 東山

築百有余年の京町家、職住一体の「表屋造り」を伝える[はる家 東山]。京都駅から地下鉄十五分、年間千二百万人以上が訪れる京都東山に位置し、清水寺、祇園、南禅寺ほかへ徒歩圏内。朝晩は白川の小川沿いを歩く清々しい散策をお楽しみ頂けます。
所在地:〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
[はる家 東山]のサイトを見る

はる家 梅小路

築百有余年の京町家四棟が隣り合う[はる家 梅小路]。京都駅から程近く清水寺、祇園、金閣寺ほかにバス一本。町家ならではの「通り庭」があり、坪庭、出格子、円窓、縁側など伝統的な京都の佇まいを伝えます。
所在地:〒600-8834 京都市下京区和気町1番地12
[はる家 梅小路]のサイトを見る

はる家 ならまち

築百二十年を超える奈良の庄屋屋敷。日本庭園、家族風呂、縁側つき客室など伝統的な日本家屋の佇まいを伝えます。歴史的な町並み「ならまち」に位置し、奈良公園、大仏殿ほか五つの世界遺産に徒歩圏。奈良駅からバス八分(徒歩十五分)。
所在地:〒630-8342 奈良市南袋町31番地4
[はる家 ならまち]のサイトを見る

 
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