[特集]奈良 伊勢神宮への旅路 倭姫命の物語(日本最古の古道「山の辺の道」編)


 

伊勢神宮への旅路 倭姫命の物語(日本最古の古道「山の辺の道」編)

 

日本最古の古道「山の辺の道」。

今から2,000年近く前、奈良の三輪山の麓に、倭姫(やまとひめ)といふお姫様がありました。これからお話するのは、倭姫と、その叔母さま・豊鍬入姫(とよすきいりひめ)とのお二人で成し遂げられた、伊勢神宮が創建されるまでの物語です。
 

 

磯城瑞籬宮趾

 
その頃、日本の都は、三輪山の麓の磯城瑞籬宮(しきみずがきのみや)にありました。今、志貴御県坐神社(しきのみあがたいますじんじゃ)といふ神社が建つてゐる場所です。豊鍬入姫が住んでおられたのも、この辺りで、境内には古代の磐座(いわくら)が残る、今も往時の雰囲気を濃密に傳へてゐる静かな場所です。日本最古の古道「山の辺の道」も、ここから始まつてゐます。

第10代・崇神天皇の御代に、國民の殆どが死に絶える恐ろしい疫病が流行りました。

崇神天皇は、謙虚な気持ちに立ち返つて、行なつてゐることに何か根本的な間違ひがあるのではないかと反省され、國を思ふ私の気持ちに偽りがなく誠の心から来るものであるならば、どうしたらよろしいか、夢に出てきて教えてくださいと、八百万の神々にお願ひをして床に着かれました。

現代の考へ方からすれば「何を非科学的なことを」と思はれるかもしれませんが、想像もしなかつた國難に直面した時、たかだか数十年生きてゐるだけの、今現在、生きている人間だけでなく、當時、少なく見積もつても建國から既に600年は経過してゐたことが考古學的成果からも認められてゐますので、歴史の教訓に學ぼうとされたのは賢明なことでした。

すると夢の中に大物主(おおものぬし)が現れて仰るには、この疫病は大物主の祟りである。オオタタネコを探して吾を祀らせよと言はれます。『古事記』にも登場する有名な三輪山説話です。三輪山説話について、詳しくは大神神社 公式サイト「三輪山の神語り」をご覧ください。

[通年]奈良 大神神社 三輪山登拝

[毎月1日・15日]奈良 大神神社 月次祭

大神神社に関するその他の記事
 

 

大和神社

 
この時、崇神天皇は、三輪山の祭祀を正す他に、もう2つ、重要なことをされました。

1つ目は、大国魂大神(おおくにたま)を皇居から出して別な場所に祀りされたことです。今も「山の辺の道」にある大和神社(おおやまとじんじゃ)の始まりです。大国魂大神とは、伊邪那岐命と伊邪那美命から生まれた、日本の國土そのもののことです。大和神社は、戦艦大和の艦内神社としても祀られ、今も毎年4月7日に斎行されてゐる第二艦隊戦没者慰霊祭は殊に有名です。

[4月7日]奈良 大和神社 第二艦隊戦没者慰霊祭


 

崇神天皇陵

 
日本が「造られた國」ではなく「生まれた國」であること。天皇であつても、国土と床を同じくして寝たり食べたりすることは許されないと観念されてゐることは、私たちの國柄を考へる上で極めて重要ですが、崇神天皇が為された重要なことの2つ目は、「三種の神器」の内、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」だけを残して、「八咫鏡(やたのかがみ)」と「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」を、安全で最も相応しい場所でお祀りするために皇居から出されたことです。

この判断が正しかったことが証明されるのは、800年近く先の、『平家物語』で有名な壇ノ浦の合戦です。この時、安徳天皇は「三種の神器」を抱いて入水された為、剣と鏡は失われましたが、「八咫鏡」と「天叢雲剣」の本體は伊勢神宮と熱田神宮にあり、いわば複製品が無くなつただけでしたので事なきを得ました。今も皇居に傳はつてゐるのは、この時、作り直されたものです。

その後も、南北朝時代に「三種の神器」の奪ひ合ひが起こつてゐますが、神話の時代から今日まで2,000年以上にも渡り「三種の神器」が一つも損なはれず傳はつてゐるといふ、世界規模で見ても奇跡のやうな出来事は、崇神天皇の先見の明によるところが大きいのです。

優れたご事蹟から、初代・神武天皇と同じ「はつくにしらすすめらみこと」と尊称された崇神天皇の御陵が「山の辺の道」にあり、両脇に古墳を従へる風格ある佇まひで知られてゐます。


 

檜原神社

 
崇神天皇の皇女で豊鍬入姫(とよすきいりひめ)といふ方が、「八咫鏡(やたのかがみ)」と「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」を持つて、まず皇居から少し離れた場所に社を構へます。現在、檜原神社と呼ばれてゐる神社がそれで、後の伊勢神宮の始まりです。崇神天皇6年己丑(つちのとうし)皇紀569年のことです。年を重ね、これ以上の旅は無理だと悟った豊鍬入姫は、姪の倭姫命に後を託します。その後、倭姫命が一生をかけて、今日の伊勢神宮のある場所にたどり着き、お祀りの仕方など一切を定めて亡くなるまでの軌跡を、今も「元伊勢」として辿ることができるのは、よく知られてゐます。今も伊勢で神道五部書の一つとして大切にされてゐる『倭姫命世記』のわかりやすい解説書を、[はる家 ならまち]でお読みいただけます。




 

日本最古の古道「山の辺の道」

天理市観光協会 公式サイト 山の辺の道(南)コース 案内地図
 
















 

伊勢神宮への旅路 倭姫命の物語(日本最古の古道「山の辺の道」編) 概要

 
崇神天皇の皇居跡を訪ねることから始め、日本最古の神社の一つ・大神神社(おおみわじんじゃ)から、檜原神社、崇神天皇陵、大和神社と、倭姫命の足跡を辿る、伊勢神宮へと續く歴史を訪ねる1日をご紹介いたします。築百二十年を超える庄屋屋敷[はる家 ならまち]から電車で簡単で移動でき、日本最古の古道「山の辺の道」を散策する、年間を通じて楽しめる1日です。

  • 期間:通年
  • 申し込み:不要
  • 費用:無料(それぞれの神社で志納)
  • 当日のモデルコース
    08:45[はる家 ならまち]-徒歩15分- 09:08 JR奈良駅(時刻表・桜井高田方面)- 電車24分(330円)- 09:33 JR三輪駅- 徒歩11分- 09:45 磯城瑞籬宮跡伝承地 -徒歩14分- 10:15 大神神社 -10:45 「山の辺の道」散策 – -徒歩22分- 11:30 檜原神社 -12:00「山の辺の道」散策 -徒歩47分- 13:00 昼食 天理市トレイルセンター内「洋食のKatusi」- 14:00「山の辺の道」散策 -徒歩9分- 14:15 崇神天皇陵 -徒歩25分- 15:30 大和神社 -徒歩11分- 15:56 JR長柄駅(時刻表・奈良方面)- 16:13 JR奈良駅
     
  • [はる家 ならまち]から「三輪駅」まで(35分)
     

 
 

京都と奈良の傳統行事

 

毎月

リンクから各公式サイトをご覧いただけます。

 
 
■毎日※但し祭典執行日は行なわれません。
[奈良]春日大社 9:00 朝拝朝拝スケジュール

春日大社では毎日欠かさず、朝のお参りが行なわれています。これを朝拝(てうはい)と呼び、神職の指導を受けながら豫約不要でどなたでも安心してご参加いただけます。「春日(かすが)」とは、「すがすがし」の「すが」に、接頭語「か」が付いた言葉といわれます。奈良でとびきりの清浄を味わひに、ぜひ早朝にお参りを。

■毎月 初午の日 [京都]伏見稲荷大社 10:00 月次初午祭
■毎月 初卯の日 [奈良]大神神社 10:00 卯の日祭
■毎月 初辰の日 [京都]貴船神社 10:00 初辰祭
■毎月 第一日曜日[京都]地主神社 14:00 えんむすび地主祭り
 
1日 [京都]平安神宮 9:30 月首祭
1日 [京都]石清水八幡宮 10:00 月始祭
1日 [京都]上賀茂神社 9:30 月次祭
1日 [京都]下鴨神社 10:00 月次祭
1日 [京都]伏見稲荷大社 月次祭
1日 [京都]松尾大社 10:00 月次祭
1日 [京都]平野神社 10:00 月次祭
1日 [京都]北野天満宮 10:00 月次祭
1日 [京都]貴船神社 10:00 月次祭
1日 [京都]八坂神社 10:00 月次祭
1日 [京都]梅宮大社 9:00 月次祭
1日 [京都]吉田神社 9:00 月次祭
1日 [京都]由岐神社 9:00 月次祭
1日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
1日 [京都]粟田神社 6:00 月次祭
1日 [京都]安井金比羅宮 11:00 月次祭
1日 [奈良]石上神宮 10:00 月次祭
1日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
1日 [奈良]奈良縣護國神社 10:00 月次祭
1日 [奈良]大神神社 10:00 月次祭
1日 [奈良]龍田大社 8:00 月次祭
1日 [奈良]廣瀬大社 7:00 月次祭
1日 [奈良]大和神社 月次祭
1日 [奈良]丹生川上神社 上社 朔旦祭
1日 [奈良]丹生川上神社 中社 月次祭
1日 [奈良]丹生川上神社 下社 月次祭
1日 [奈良]談山神社 10:00 月次祭
1日 [奈良]ならまち御霊神社 7:00 月次祭
11日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
15日 [京都]平安神宮 9:30 月次祭
15日 [京都]石清水八幡宮 10:00 月次祭
15日 [京都]松尾大社 10:00 月次祭
15日 [京都]貴船神社 10:00 末社祭
15日 [京都]八坂神社 10:00 月次祭
15日 [京都]梅宮大社 9:00 月次祭
15日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
15日 [京都]粟田神社 6:00 月次祭
15日 [奈良]石上神宮 10:00 月次祭
15日 [奈良]奈良縣護國神社 10:00 月次祭
15日 [奈良]大神神社 10:00 講社崇敬会月次祭
15日 [奈良]大和神社 月次祭
15日 [奈良]丹生川上神社 上社 月次祭
15日 [奈良]ならまち御霊神社 7:00 月次祭
16日 [奈良]丹生川上神社 中社 月次祭
17日 [奈良]談山神社 10:00 月次祭
17日 [奈良]率川神社 10:00 月次祭
18日 [京都]吉田神社 9:30 月次祭
19日 [京都]平安神宮 9:30 月次祭
19日 [京都]石清水八幡宮 10:00 厄除開運交通安全祈願祭
21日 [京都]白峯神宮 月次祭 於:崇徳天皇御廟所
21日 [奈良]橿原神宮 10:00 月次祭
21日 [奈良]春日大社 10:00 旬祭
22日 [京都]由岐神社 9:00 月次祭
23日 [京都]愛宕神社 10:00 月次祭
25日 [京都]北野天満宮 10:00 月次祭 天神市(骨董市)
 
はる家 東山

はる家 東山

築百有餘年(ちくひやくゆうよねんの京町家、職住一體(しよくじゆういつたいの「表屋造り」を(つたへる[はる家 東山]。京都驛(きようとえきから地下鐡十五分(ちかてつじゆうごふん、年間千二百万人以上が訪れる京都東山に位置し、清水寺、祇園、南禅寺ほかへ徒歩圏内。朝晩は白川の小川沿ひを歩く清々しい散策をお楽しみ頂けます。
所在地:〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
[はる家 東山]のサイトを見る

はる家 梅小路

築百有餘年(ちくひやくゆうよねんの京町家四棟が隣り合ふ[はる家 梅小路]。京都驛(きようとえきから程近く清水寺、祇園、金閣寺ほかにバス一本。町家ならではの「通り庭」があり、坪庭、出格子、圓窓(えんまど、縁側など傳統的(でんとうてきな京都の佇まひを(つたへます。
所在地:〒600-8834 京都市下京区和気町1番地12
[はる家 梅小路]のサイトを見る

はる家 ならまち

築百二十年を超える奈良の庄屋屋敷。日本庭園、家族風呂、縁側つき客室など傳統的(でんとうてきな日本家屋の佇まひを(つたへます。歴史的な町並み「ならまち」に位置し、奈良公園、大佛殿ほか五つの世界遺産に徒歩圏。奈良驛(ならえきからバス八分(徒歩十五分)。
所在地:〒630-8342 奈良市南袋町31番地4
[はる家 ならまち]のサイトを見る

 
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